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コブやモーグルについて思ったことをダラダラとつづっています。
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スキーって、ほんと、お金がかかりますよね。

リフト代、高速代、それにガソリン代はスキーに行くたびかかるし。
それに泊りがけの場合は宿泊費。
温泉代や食費もかかりますよね。
あと、スキー板や、ブーツ、ウェアなど、道具だけでこれだけのお金がかかってしまうスポーツってそう多くないです。


趣味でやっていることなので「スキーって楽しい♪」という感じの記事ばかりいつも書いていますが、楽しい一方でお金がかかるという負の側面についても、少し考えてみるのも悪くないのではないかと思います。

楽しいスキーに水をさすようなお金の話題は、わりとタブー視されているのかもしれませんが、日の当たった明るい面だけを見るのではなく、その明るさの裏側の影の部分にも目を向けることで、バランスがとれてくるのではないでしょうか。


注: ここからは気が滅入ってしまうような内容も一部含まれていますので、ネガティブな気持ちになりたくない方は、ここから先は読むのをやめたほうが良いかもしれません。 あらかじめご了承ください。





◆スキーにお金つかっちゃっていい?
独身の場合はお金の使い方は自分で決められますが、結婚している場合はパートナーにスキーでどのくらいお金を使っていいのか、ご意向をうかがわなくてはなりません。

そのため、普段の生活では、とことん節約しているのをアピールしておいて、
「だから、冬の間はスキーに行かせてね」
という無言のメッセージ光線をパートナーに浴びせ続けます。
(気づいてくれよぉ~)

めでたくスキーに行くお許しがでたとしても、そもそも自分がスキーに行って使ってしまうお金は、本当は愛する家族のために使うべきなのではないだろうか、とか思って罪悪感や自己嫌悪を感じてしまったり。(おっ、シリアス)

そのいっぽうで、一度しかない人生なんだから、死ぬ間際になって後悔しないよう、しっかり楽しんだ方がいいのかもと思ったり。

いや、そもそも、ほんとうに人生って一度きりなのだろうか? 
死んだ後に生まれ変わりってあるのかな?
死後の世界でスキーはできるの? (話がおかしな方向に行っちゃったぞ)


スキーはとってもお金がかかってしまうスポーツなので、一生懸命とりくめばとりくむほど、気軽なレジャーでおさまる金額ではなくなってしまいます。

スキーをやっていない側の人から見ると、がんばってスキーしている人は、単にお金を浪費してしまう道楽者と見えてしまうことが多いのではないでしょうか。
また、実際それが正しいのかもしれません。






◆スキーをやめた人とスキーバカ
以前はよくいっしょにスキーに行っていましたが、このところまったくスキーに行かなくなってしまった友人が何人かいます。
愉快なスキー仲間が減ってしまったのは残念なのですが、私は彼らがスキーに行かないという判断をしたことを尊重したいと思っています。

彼らが、スキーに行かなくなったことで節約できたお金を有意義に使い、スキーで得られる楽しさ以上の幸福を手に入れてくれていることを願っています。
そして、彼らがまたスキーを再開することがあれば、喜んで一緒に行きたいと思います。


そのいっぽうで、私よりもずっとずっとスキーにのめりこんでお金を費やしてしまっている人たちもいます。
その相変わらずスキーバカを続けているのを見ると嬉しくなり、
ほんとバカだなぁ、と敬意と愛着を込めて思ってしまいます。
そんな彼らのバカさ加減には、まわりの人たちをもハッピーにしてしまう力を感じてしまいます。





◆お金がなかった頃
私は車を持っていなかった頃、原付スクーターでスキーに行ってみようかと、まじめに考えたことがあります。
結局、実行はしませんでしたが、お金がなかったので、こんなことを本気で考えちゃってました。



下の写真ですが、たぶん17年か18年ほど前のものです。


ちょうど仕事をやめた年の冬で、貧乏をこじらせていたのと将来への不安で、スキー場には行けなかったシーズンです。
都会ではめずらしい大雪が降ったその年、当時住んでいたアパートの横の公園で、つかのまのスキーを楽しみました。
ほんの20メートルくらいの短い斜面を滑り、スキーを担いで登って、また滑りをくりかえしました。
ひさしぶりの雪の感覚には感激してしまったのを覚えています。








◆スキーで使うお金の節約方法
一部の裕福な方をのぞいて、ほとんどのスキーヤーはお金のやりくりをして、無理してなんとかスキーに行っているのかと思います。

私を含め多くのスキーヤーは、限られたスキー予算をどのように使えば、そのお金の効果を最大化できるのか、いつもいろいろと気をもんでいるわけです。

ここからは、スキーで使うお金の節約方法とそのメリット、デメリットを考えてみましょう。


リフト代
シーズン券を買う
毎週のようにスキーに行く場合は、結果的にかなり割安になる。
毎回同じスキー場なので飽きちゃう。他の地域のスキー場の方が天気が良い日であっても、シーズン券を買ったスキー場に行かなきゃならない。


早割リフト券を買う
リフト1日券が2000円代から3000円代前半とかなり安く買える。
シーズン中に使いきれなかった場合は損してしまう。シーズン券ほどではないが、行くスキー場があらかじめある程度決まってしまう。3月末以降の残雪期になるとリフト代が値下げされるので、結果的に早割と同じ位の値段で1日券が買えてしまうことがある。


半日券、時間券、ナイター券を買う
コブ斜面ばかりを滑るなら、1日券を買わなくでも半日券、時間券、ナイター券でヘトヘトになるくらい滑れる。
時間が限られているので、リフト待ちがあるとイライラしてしまう。動画撮影をする時間が少なくなってしまう。




高速代
高速を使わずに下道を走る
高速代がかからない。
疲れる。睡眠時間が少なくなる。下道は信号が多く、また、遠回りになることがあり、ガソリン代が余計にかかってしまう。そのため、燃費の悪い車では効果が少ない。


ETC深夜割引、休日割引を使う
深夜割引の時間帯は安いだけでなく、渋滞が無い。
深夜割引の時間帯に高速にのるには、車内で仮眠したりして時間調整しなければならないことが多い。



マテリアル(道具)代
ヤフオクで落札
中古なら半額以下で買える
サイズやカラー、板についているビンディングの種類やソールサイズなど、自分の要望と完全に合致するものは意外と少ない。オークションで負けると、貧乏が身にしみる。



宿泊費
車中泊
ホテルや宿を予約してしまうと、天気が悪くても行かなくてはならないが、車中泊であれば、天気の良い日や地域を選べるフットワークの軽さがある。
とにかく寒い。吹雪きの中おしっこに行くのが苦痛。(起きる予定の1時間前位にもよおすと、行こうか行くまいか迷う)



食費
お弁当を作ってもっていったり、コンビニで買っていく
スキー場レストハウスの席取り合戦に参戦する必要がない。ゲレ食のコストパフォーマンスの悪さにがっかりしなくていい。
車にもどるのがめんどう。仲間と別行動になってしまう。ごはんが冷たい。


うーん。だいたいこんな感じでしょうか。


あと、大幅にお金の節約になるのは、バスツアーですね。
ウイークデーの日帰りスキーバスツアーだと、リフト1日券にちょっとプラスしたくらいの値段で、スキーに行くことができます。
ただ、時間などの制限が多くなってしまう欠点もあります。


スキーにかかるお金の節約方法については、すでにほとんどのスキーヤーの方々が各々の置かれた状況を熟慮して実行されていると思います。
私がいまさらどうこう言うのは、釈迦に説法かもしれませんね。







使えるお金には限りがあり、スキーにお金を使わなければ、他のことにもっとお金を使えるようになります。
その反対に、他のことに使うお金を切り詰めれば、その分スキーに行くお金にまわすことができます。

このように、私たち庶民は、いっぽうを選択すれば、いっぽうをあきらめなければならないというトレードオフの関係から逃れることはできません。

つまり、多くのスキーヤーはスキー以外のことを犠牲にして、スキーにお金を使っていると言えるのかもしれません。

ただ、私の場合、スキーに費やした金額に見合うほどスキーが上達することってなかなか無いんですよね。(スキーセンスがないため)

自分の下手さ加減に嫌気がさし、1週間くらい落ち込んでしまうことが、毎年シーズン中に2度か3度あります。

それでも、25年くらいスキーを続けているので、よっぽどスキーが好きなんでしょうね。

今までの半生でトータルでスキーにどのくらいお金を費やしたのかを計算してみようかと思いましたが、さらに落ち込んでしまうことになりそうなので、やめておきます。

おわり


◆目次はこちら









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目次
INDEX

下の各項目からもご覧いただけます
コブの滑り方
■ 脚は少し曲げておく
■ 目線は重要
■ かかと加重を重視
■ スタンスと前後差
■ 基礎スキーヤーがモーグル的に滑るには
■ 吸収動作を長くキープ
■ モーグルのストックワーク (1)
■ モーグルのストックワーク (2)
■ モーグルのストックワーク (3)
■ スイッチバック
■ 背筋を伸ばす
■ 秘技!! スライド&ジャンプ
■ 吸収動作が必要なわけ
■ 吸収動作によるスピードアップ
■ 1つの動作で吸収と先落としをする
■ 吸収はヒザを意識する
■ 吸収動作による前後のバランスの調整
■ 吸収を行わない滑り方
■ 肩の逆ローテーション
■ ダブルストック
■ 縦の溝コブで減速
■ コブの溝でスキーをたわませる
■スキーの先落としと関節の動き
■吸収と伸ばしのタイミング
■ 足首の角度とポジションの関係
■ 左右非対称のコブとスライド
■ レベルによるストックワークの違い
■ スキーの先落しの角度とスピードコントロール
■ 静かなストックワーク
■ ボール状の凹みを通るライン
■ 外側の肩を下げる動きについて
■ スキーの縦の動きと練習について
■ コブ初心者 (1) どこを通る?
■ コブ初心者 (2) フォールライン方向にずらす
■ コブ初心者 (3) 上体をフォールライン方向にキープ
■ コブ初心者 (4) 脚のかまえ
■ コブ初心者 (5) それではコブを滑ってみよう・前編
■ コブ初心者 (6) それではコブを滑ってみよう・後編
■ コブ初心者 (7) スキー板と練習するコブ斜面
■ 春の巨大コブを省エネで滑る方法
■ 滑り方によって変化する谷回りと山回り
■ コブ中級者への道 (1) プロペラと逆ひねり
■ コブでおじぎを防ぐには
■ コブ中級者への道 (2) スライドする方向を変える
■ コブ中級者への道 (3) コブでスキーが開いちゃう
■ 上体を前に移動させる
■ コブ頂点のポジション
■ 基本ポジション
■ コブの滑り方で変わる前傾角度
■ 腰と下っ腹の意識
■ 先落としにトライしてみよう Part 1
■ 先落としにトライしてみよう Part 2
■ コブの衝撃に強いポジション Part 1
■ コブの衝撃に強いポジション Part 2
■ 腕の構え
■ コブで動きを止めない滑り Part1
■ コブで動きを止めない滑り Part2
■ ストックワークと腕の動き
■ コブに乗り上げていくところの脚の動き
■ コブを片足で滑ってみる
■ 重心とスキーの回転
■ パウダーとコブの共通点 Part 1
■ パウダーとコブの共通点 Part 2
■ スキーのたわみでコブから受ける衝撃をやわらげる
■ 負の連鎖 Part 1
■ 負の連鎖 Part 2
■ 負の連鎖 Part 3
■ 負の連鎖 Part 4
■ テールジャンプ Part 1
■ テールジャンプ Part 2
■ テールジャンプ Part 3
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