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コブやモーグルについて思ったことをダラダラとつづっています。
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言葉で説明しずらいときは、このフィギュアを使って説明しています。
モーグル_フィギュア


はじめに(コブの滑り方をお読みになる方へ)
本当は、私のような「普通の一般モーグラー」が技術論を述べていいのか、とても迷ってます。
身の程知らずですよね...。

でも、野球ではよく「名選手だったからといって、必ずしも名監督や名コーチになれるわけではない」とよく言われるじゃないですか。
たぶん、名選手だった人は天才的な感覚をもっていたため、その感覚を凡人にも理解できるように教えることはできないからでしょう。

天才は凡人を見て、「なんでこんなに簡単なことができないの?」と、きっと思っているんじゃないでしょうか。
その点はご心配なく。
私は極めて普通、または普通以下の運動神経です。
天才が簡単にできてしまうようなことでも、モーグルをはじめてから20年間、あーでもないこーでもないと、ひとつひとつ試行錯誤し、失敗を含めた経験から、少しくらいは参考になるところもあるかもしれないと思い、思い切って書いてみることにしました。

技術論とは呼べないような「たわごと」かもしれませんが、もしかしたら、あなたの上達の1つのきっかけになってもらえればこんなに嬉しいことはありません。

 


ご注意1
ご了承いただきたいのは、本サイトでのべる「コブの滑り方」は、人によっては全く参考にならない場合があります。
例えば、常に前傾オーバーで滑っている人に、「いかにして後傾を防ぐか」のような技術論は必要ないし、かえって有害になってしまうでしょう。

ご注意2
言葉や動きの捕らえ方も人それぞれ異なるし、違う表現を使った方が、わかりやすい場合もよくあります。
そのため、私の感覚で説明しても、他の方の感覚では異なることがあるかもしれません。

例えば「こぶの頂点を越えたら、スキーのトップを下げる」と言ってもなかなかできるようにならなかったの私の友人が、「こぶの頂点を越えたら、スキーのテールを引き上げる」とアドバイスしたところ、すぐに「トップの先落とし」ができるようになった人がいました。

スキーの動きとしてはどちらも同じですが、「表現方法の違いによって、こうも理解度が変わるのか...」と思い知らされたできごとでした。

ご注意3(重要)
私よりうまいモーグル上級者は読まないでくださいね。恥ずかしいから...。
対象は、モーグルの滑り方に興味がある基礎スキーヤー、またはモーグル初級者の方限定とさせてください。
私より上手なモーグラーはたくさんいるので、その人たちが私とは違うことを言っていたら、そっちを信用してください。 

では、さっそくはじめていきたいと思います。



コブの滑り方 #1

◆脚は伸ばしきらずに少し曲げておく - 馬とびの理論
さて、「コブの滑り方」第一回目の今回は、コブを滑る際に、脚は完全に伸ばしきらない方がいいというお話です。
モーグルでは脚の曲げ伸ばしのストロークを大きく使った吸収動作が奨励されていますが、脚をのばしすぎるのは良くありません。

それは脚を完全に伸ばしきった状態だと、コブにあたったときの衝撃に弱くなってしまうからです。

子供のころ「馬とび」ってやったことありますか?
馬になった子の上に他の子が飛んでのしかかるという野蛮な遊びですが、ここにモーグルにも共通する原理があります。

馬になったときは、ひざを完全に伸ばした状態だと、上にのしかかってくる重さと衝撃に耐えきれずに崩れてしまいます。
ひざを少し曲げていたほうが重さと衝撃には強くなりますよね。

モーグルも同じで、コブにあたるときは脚を完全に伸ばしているより、少し曲げておいた方がコブにあたったときの衝撃に耐えることができます。

まとめ:脚は伸ばしきらずに、少し曲げておきましょう。


おわり


◆目次はこちら








コブの滑り方
コブの滑り方#2 目線は重要
コブの滑り方#3 拇指球加重ではなく、かかと加重を重視する
コブの滑り方#4 スキーのスタンスと前後差について
コブの滑り方#5 基礎スキーヤーがモーグル的に滑るには
コブの滑り方#6 吸収動作を長くキープする
コブの滑り方#7 モーグルのストックワーク (1)
コブの滑り方#8 モーグルのストックワーク (2)
コブの滑り方#9 モーグルのストックワーク (3)
コブの滑り方#10 スイッチバック
コブの滑り方#11 - 背筋を伸ばす
コブの滑り方#12 - 秘技、スライド&ジャンプ
コブの滑り方#13 - 吸収動作が必要なわけ
コブの滑り方#14 - 吸収動作によるスピードアップ
コブの滑り方#15 - 1つの動作で吸収と先落としをする
コブの滑り方#16 - 吸収はヒザを意識する









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目次
INDEX

下の各項目からもご覧いただけます
コブの滑り方
■ 脚は少し曲げておく
■ 目線は重要
■ かかと加重を重視
■ スタンスと前後差
■ 基礎スキーヤーがモーグル的に滑るには
■ 吸収動作を長くキープ
■ モーグルのストックワーク (1)
■ モーグルのストックワーク (2)
■ モーグルのストックワーク (3)
■ スイッチバック
■ 背筋を伸ばす
■ 秘技!! スライド&ジャンプ
■ 吸収動作が必要なわけ
■ 吸収動作によるスピードアップ
■ 1つの動作で吸収と先落としをする
■ 吸収はヒザを意識する
■ 吸収動作による前後のバランスの調整
■ 吸収を行わない滑り方
■ 肩の逆ローテーション
■ ダブルストック
■ 縦の溝コブで減速
■ コブの溝でスキーをたわませる
■スキーの先落としと関節の動き
■吸収と伸ばしのタイミング
■ 足首の角度とポジションの関係
■ 左右非対称のコブとスライド
■ レベルによるストックワークの違い
■ スキーの先落しの角度とスピードコントロール
■ 静かなストックワーク
■ ボール状の凹みを通るライン
■ 外側の肩を下げる動きについて
■ スキーの縦の動きと練習について
■ コブ初心者 (1) どこを通る?
■ コブ初心者 (2) フォールライン方向にずらす
■ コブ初心者 (3) 上体をフォールライン方向にキープ
■ コブ初心者 (4) 脚のかまえ
■ コブ初心者 (5) それではコブを滑ってみよう・前編
■ コブ初心者 (6) それではコブを滑ってみよう・後編
■ コブ初心者 (7) スキー板と練習するコブ斜面
■ 春の巨大コブを省エネで滑る方法
■ 滑り方によって変化する谷回りと山回り
■ コブ中級者への道 (1) プロペラと逆ひねり
■ コブでおじぎを防ぐには
■ コブ中級者への道 (2) スライドする方向を変える
■ コブ中級者への道 (3) コブでスキーが開いちゃう
■ 上体を前に移動させる
■ コブ頂点のポジション
■ 基本ポジション
■ コブの滑り方で変わる前傾角度
■ 腰と下っ腹の意識
■ 先落としにトライしてみよう Part 1
■ 先落としにトライしてみよう Part 2
■ コブの衝撃に強いポジション Part 1
■ コブの衝撃に強いポジション Part 2
■ 腕の構え
■ コブで動きを止めない滑り Part1
■ コブで動きを止めない滑り Part2
■ ストックワークと腕の動き
■ コブに乗り上げていくところの脚の動き
■ コブを片足で滑ってみる
■ 重心とスキーの回転
■ パウダーとコブの共通点 Part 1
■ パウダーとコブの共通点 Part 2
■ スキーのたわみでコブから受ける衝撃をやわらげる
■ 負の連鎖 Part 1
■ 負の連鎖 Part 2
■ 負の連鎖 Part 3
■ 負の連鎖 Part 4
■ テールジャンプ Part 1
■ テールジャンプ Part 2
■ テールジャンプ Part 3
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