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コブやモーグルについて思ったことをダラダラとつづっています。
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スキーはアウトドア スポーツなので、天気にとても左右されます。

楽しさも天気にかなり影響されますね。
人生初めてのスキーが吹雪の日だったりしたら、その人は「二度とスキーはやらない!!」と思うことでしょう。

冬の間は、週末のスキー場の天気がとても気になります。
晴れや曇りなら嬉しいのですが、雪や雨の日は…、スキーに行こうかやめようか迷ってしまいます。

でも、天気でもう1つ注意しておく必要があることがあります。
それは「」です。



◆風でリフトが止まると・・・
約3年ほど前、2月の末に長野県の白樺2 in 1スキー場に行きました。

空はすっきりと晴れ渡っていたのですが、その日は春いちばんの強風が吹き荒れる日でした。

一番下の初心者コース沿いのリフトは運行していたのですが、その他のリフトは強風のため、全て止まったまま。 

はじめのうちは、初心者コースで脚ならしをしながら、風がやんでコブ斜面沿いのリフトが動き出すのを待っていました。
でも、風はおさまるどころか、ますます強くなるいっぽう。

リフトは1つしか動いていないので、全てのお客さんはそのリフトに集まり、リフト乗り場は30メートルくらいの長蛇の列。
いいかげんにリフト待ちにも嫌気がさし、しかたなく車の中でふて寝することにしました。

昼過ぎに目を覚ましましたが、まだリフトは動いていないようです。
2時頃まで待ちましたが、動きそうにないリフトにしびれをきらし、スキーを担いでコブ斜面をハイクアップ。

「歩いて登るなんて、昔はまってた山スキー以来だなぁ」

結局、コブ斜面をハイクアップで4本滑ってその日は終了。
不完全燃焼の一日でした。(泣)

この日以来、スキー場の天気予報は、晴れや雪の予報以外に、風速もチェックするようになりました。


◆風に影響されやすいスキー場
風でリフトが止まってしまうスキー場は、山の形にかなり影響を受けてしまうようです。
地形的に風が強いのは以下のような場所にあるスキー場です。

●周りに他に山が少ない単独峰 (例:安比、磐梯山のふもとのスキー場)
●風の通り道になっているスキー場 (例:川場)
●高原にあるスキー場 (例:菅平、白樺湖周辺のスキー場)


あと、リフトの種類によっても風に強いリフトと、弱いリフトがあります。

風に弱いリフトは、
●ゴンドラ
●フード付きクワッド


両方とも風を受ける面積が広いので、止まりやすいですね。

最近は少なくなりましたが、小さい4人乗りゴンドラは、風が吹くとすぐに止まってしまいますね。
定員が80人位のでっかいケーブルカーは比較的風にも強いようです。


風に強いリフトは、なんといってもTバーリフトです。

南極からの強風が吹きつけるニュージーランドのスキー場では、Tバーリフトがたくさんあります。

でも、Tバーって疲れますよね。
私が下手だからでしょうか…?

特に、小さい子供と一緒に乗ると、お尻を押してくれるはずの横バーが、ヒザの後ろあたりを押すようになってしまい、ほとんど縦バーを握る手の握力だけがたよりになってしまいます。




◆風に影響されにくいスキー場
さてさて、ここで風に影響されにくいスキー場を 2つご紹介します。

東北道方面

スキーリゾート天栄 
福島県にあるペアリフトが一本だけの、ローカル色の濃いスキー場です。

ここは、スキー場の周囲の山の地形が、風をさえぎるようになっています。
このスキー場には2回行ったことがありますが、近くの山の尾根にある巨大な風力発電のプロペラがグルングルンと回っている風の強い日でも、スキー場はほとんど風を感じない状態でした。

東北道で他のスキー場に向かっている時、強風が吹き荒れているようでしたら、このスキーリゾート天栄に目的地を変更してもいいかもしれません。
ここなら、かなり風が強い日でも、リフトが運休になることは少ないと思います。

アクセス
場所は東北道の白河インターを下りて40分位です。
羽鳥湖スキー場から、もうちょっと奥に行ったところにあります。


コブ斜面

リフトが一本だけのローカル スキー場ですが、ちゃんとコブ斜面もあります。
コブ斜面は「テンエイのカベ」というコースで、最大斜度が 38 度のノンピステ斜面。
でも、このコースを滑る人は少ないので、コブができにくいのが難点です。


整地
このスキー場、リフト1本の割にはコースはバリエーションに富んでいます。
ただ、滑りごろの中斜面が少ないので、気持ちよくロングターンできる斜面は限られています。

料金
リフト代は1日券が 2500円と格安。
駐車場はもちろん無料。


リフトが一本だけのローカルスキー場なので、首都圏からわざわざ行くにはちょっと物足りないスキー場です。
でも、「風が強い日の保険」として、いざという時のために知っておいて損のないスキー場です。

近くに二岐温泉という秘湯があるので、スキーの後で寄ってみるのもいいと思います。




上信越道方面

峰の原スキー場
長野県の菅平スキー場の近くにある、ペアリフト3機のスキー場です。

すぐ近くにある菅平は風が強いことで有名です。
菅平は標高が高いため、サラサラで軽い雪質のことが多いのですが、風で雪は吹き飛ばされて、カリカリのアイスバーンになっていることが多いです。
この固い斜面を利用して、アルペン レーサーのキャンプや練習に良く使われるスキー場です。

ちょっと変わった峰の原スキー場の地形
そんな菅平の近くにある峰の原スキー場ですが、こちらは風の影響を受けにくいスキー場です。

スキー場の地形は、お茶碗のような感じ。この地形が風をさえぎるのに役立っています。
スキー場のセンターハウスはお茶碗の底にあり、リフト3本はそれぞれお茶碗の縁の高い位置に伸びています。つまり、山というより窪地にスキー場があるような感じです。

スキー場のベースのセンターハウスが窪地の底にあるので、どのコースを滑ってもコースの終わりはベース周辺にたどり着きます。
そのため、友人とばらばらに滑っていても、すぐに見つかるといった利点があります。
待ち合わせも楽です。

ペアリフト3本だけの小さなスキー場ですが、一枚バーンの中斜面が多く、カービングのロングターンが楽しいです。

コブ斜面
コブ斜面は F コース。
30度位ある急斜面です。

このコースはかなり急なので、雪が付きにくく、降雪がまだ少ないシーズン初めと、春スキーの季節は滑れないかもしれません。

圧雪車は入らないので、たいていコブコブになっています。
斜面はねじれの無い一枚バーンで、長さと横幅も十分。
なかなか滑りごたえがあり、隠れた名コブ斜面だと思います。


料金
料金は一日券が週末は 2900円、平日が 1900円とかなりお得。
駐車場は無料です。


温泉
峰の原スキー場や、菅平スキー場を訪れたスキーヤーの多くは、帰りに、長野道の上田菅平インターの手前の真田町にある、「ふれあい真田館」の立ち寄り湯によっていくことが多いと思います。
でもここでは、同じ真田町にある、ちょっと通好みの温泉をご紹介します。

千古温泉
千古温泉は真田町のちょっと外れにあり、渓流沿いの静かな環境です。町はずれの立地ながら、秘湯っぽい雰囲気があります。
泉質の良さで、一部の温泉マニアや地元の人に知られている温泉です。

湯船は5人ほど入れば、いっぱいになってしまう大きさ。
お湯は無色透明ですが、お湯の成分にマンガンが含まれているそうで、足の裏やタオルがマンガンの色で黒くなります。

千古温泉
長野県上田市真田町長6395
営業時間: 10:00~20:00
日帰り入浴:500円


大きな地図で見る



おわり

◆目次はこちら












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目次
INDEX

下の各項目からもご覧いただけます
コブの滑り方
■ 脚は少し曲げておく
■ 目線は重要
■ かかと加重を重視
■ スタンスと前後差
■ 基礎スキーヤーがモーグル的に滑るには
■ 吸収動作を長くキープ
■ モーグルのストックワーク (1)
■ モーグルのストックワーク (2)
■ モーグルのストックワーク (3)
■ スイッチバック
■ 背筋を伸ばす
■ 秘技!! スライド&ジャンプ
■ 吸収動作が必要なわけ
■ 吸収動作によるスピードアップ
■ 1つの動作で吸収と先落としをする
■ 吸収はヒザを意識する
■ 吸収動作による前後のバランスの調整
■ 吸収を行わない滑り方
■ 肩の逆ローテーション
■ ダブルストック
■ 縦の溝コブで減速
■ コブの溝でスキーをたわませる
■スキーの先落としと関節の動き
■吸収と伸ばしのタイミング
■ 足首の角度とポジションの関係
■ 左右非対称のコブとスライド
■ レベルによるストックワークの違い
■ スキーの先落しの角度とスピードコントロール
■ 静かなストックワーク
■ ボール状の凹みを通るライン
■ 外側の肩を下げる動きについて
■ スキーの縦の動きと練習について
■ コブ初心者 (1) どこを通る?
■ コブ初心者 (2) フォールライン方向にずらす
■ コブ初心者 (3) 上体をフォールライン方向にキープ
■ コブ初心者 (4) 脚のかまえ
■ コブ初心者 (5) それではコブを滑ってみよう・前編
■ コブ初心者 (6) それではコブを滑ってみよう・後編
■ コブ初心者 (7) スキー板と練習するコブ斜面
■ 春の巨大コブを省エネで滑る方法
■ 滑り方によって変化する谷回りと山回り
■ コブ中級者への道 (1) プロペラと逆ひねり
■ コブでおじぎを防ぐには
■ コブ中級者への道 (2) スライドする方向を変える
■ コブ中級者への道 (3) コブでスキーが開いちゃう
■ 上体を前に移動させる
■ コブ頂点のポジション
■ 基本ポジション
■ コブの滑り方で変わる前傾角度
■ 腰と下っ腹の意識
■ 先落としにトライしてみよう Part 1
■ 先落としにトライしてみよう Part 2
■ コブの衝撃に強いポジション Part 1
■ コブの衝撃に強いポジション Part 2
■ 腕の構え
■ コブで動きを止めない滑り Part1
■ コブで動きを止めない滑り Part2
■ ストックワークと腕の動き
■ コブに乗り上げていくところの脚の動き
■ コブを片足で滑ってみる
■ 重心とスキーの回転
■ パウダーとコブの共通点 Part 1
■ パウダーとコブの共通点 Part 2
■ スキーのたわみでコブから受ける衝撃をやわらげる
■ 負の連鎖 Part 1
■ 負の連鎖 Part 2
■ 負の連鎖 Part 3
■ 負の連鎖 Part 4
■ テールジャンプ Part 1
■ テールジャンプ Part 2
■ テールジャンプ Part 3
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